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日銀は23日、金融政策決定会合を2日間の日程で始めた。景気や物価をコントロールするのに使う政策金利を現行の0・25%程度から0・5%程度に引き上げることを決める見通しだ。米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は28、29日の連邦公開市場委員会で主要政策金利を据え置く公算が大きい。米長期金利の高止まりを背景に、外国為替市場では円安ドル高基調が続くとの観測も出ている。
日銀は2025年春闘は高水準の賃金引き上げになると見込んでいる。残る焦点はトランプ米大統領の就任に伴う金融市場の動向だったが、関税強化策を巡るトランプ氏の発言は想定内だとして、市場では株価や為替が急変することへの警戒感が和らいでいる。日銀は24日に当面の政策を決定し、植田和男総裁が記者会見する。
23日は、東京株式市場の日経平均株価が約2週間ぶりに節目の4万円を一時回復した。東京外国為替市場の円相場は1ドル=156円台を中心に小幅な値動きだった。市場では日銀が利上げを決めるとの見方が大勢だ。
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