24年の粗鋼生産、3・4%減

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 日本鉄鋼連盟は23日、24年の国内粗鋼生産量が前年比3・4%減の8400万9千トンだったと発表した。3年連続で前年実績を下回った。自動車メーカーの認証不正問題からの回復が鈍るなど国内需要が伸びなかったことに加え、中国の過剰生産の影響で輸出も振るわなかった。

 近年では新型コロナ禍の20年に次ぐ低水準だった。電気で鉄スクラップを溶かす電炉鋼は主に建材に使われるが、建設業の人手不足や資材高騰で落ち込んだ。自動車用などの高級鋼材は上向いた。

 今後は日本製鉄は茨城県の高炉を25年3月末までに休止する予定。中国が余った鋼材を海外へ輸出する動きに歯止めがかからないことも、国内生産の逆風になる。


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