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日本証券業協会は23日、主要証券会社10社を通じた少額投資非課税制度(NISA)の2024年の累計投資額が前年比3・7倍の12兆8363億円だったと発表した。口座数は1・2倍の1611万件に増えた。24年1月から年間投資枠が120万円から360万円に拡大したことや、株価が上昇基調だったことが寄与した。
自宅のパソコンやスマートフォンから金融商品を購入できるネット証券会社の台頭も追い風になった。日証協の担当者は「投資枠が拡大された初めての年としては、おおむね順調な滑り出しだった」と述べた。
24年に開設されたNISA口座数は343万件で、23年の235万件から約1・5倍となった。
24年の年間投資額の内訳は、主に投資信託が対象の「つみたて投資枠(年間120万円)」が、制度拡充前だった前年の「つみたてNISA」と比べて約3・1倍の3兆7521億円。株式も買える「成長投資枠(240万円)」は、前年の「一般NISA」との比較で約4・1倍の9兆842億円だった。
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