エコカー補助金、最大5万円増

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 経済産業省は27日、電気自動車(EV)などエコカーの購入者に対する補助金を最大5万円増やすと発表した。二酸化炭素(CO2)の排出量を抑える手法で製造した鋼材「グリーン鉄」を車体に使った車が対象。自動車メーカーの調達計画を審査した上で、4月1日以降の登録車に適用する。

 製鉄、自動車メーカーに脱炭素化に向けた取り組みを促すのが狙い。現在のエコカー補助金の上限額はEVが85万円、軽EVとプラグインハイブリッド車(PHV)が55万円、燃料電池車(FCV)が255万円となっている。

 メーカーの計画が認められれば、評価結果に応じて基本の補助額に最大5万円を加算する。経産省は、加算額を含めた2025年度分の補助金の原資について、24年度補正予算で1100億円を確保した。

 産業部門のCO2排出量を巡っては4割近くを占める鉄鋼業が最も多く、脱炭素化が大きな課題となっている。経産省の担当者は「グリーン鉄の供給量は少なく、車での採用実績はほとんどない。加算金で導入が進展することを期待したい」と話した。


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