電気とガス代、全社値上がり

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 大手電力10社と大手都市ガス4社が27日発表した3月使用分(4月請求)の標準家庭向け料金は、全社で前月に比べて値上がりする。価格を抑える政府の補助金の縮小を反映した。上げ幅は電気が294~411円、都市ガスが179~233円。

 電気料金が最も高いのは沖縄の9232円で、北海道の9155円が続いた。モデルとなる使用電力量は異なるものの、両社の価格は最安値の九州(7223円)に比べ2千円程度高い。都市ガスは東邦の6707円が最高値で、東京の5886円が最も安い。

 電気は火力発電の燃料の相場上昇、ガスは円安傾向もそれぞれ押し上げ要因となった。

 政府は、冬の暖房使用で電気・都市ガスの需要が高まる1~3月の使用分に限って補助金を復活させた。暖かくなる3月使用分は1~2月分よりも補助金を減らし、家庭向けの電気が1キロワット時当たり1・3円、都市ガスは1立方メートル当たり5円安くなる。

 4月使用分からは補助金がなくなるため、電気・都市ガス料金とも一段と値上がりする可能性がある。


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