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農林水産省は3日、政府備蓄米の放出に向けた初回入札15万トン分を10~12日に実施すると発表した。落札した集荷業者に売り渡し、3月下旬にもスーパーなどの店頭に並ぶ見通し。高騰するコメ価格の値下がりにつながるかどうかが焦点となる。流通の円滑化を目的とした備蓄米の放出は初めて。
ホームページ上で入札概要を公告した。15万トンのうち、2024年産が10万トン、23年産が5万トンを占める。消費者の元に確実に流通させるよう、集荷業者には販売数量や金額を農水省に報告させる。販売先の卸売業者にはすぐに精米することを求め、速やかに店頭に並ぶようにする。
農水省によると、備蓄米放出で売り出すのはコシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれなど計41品種。
放出した備蓄米は、原則1年以内に買い戻すことが条件だが、流通状況が改善しない場合は延長するとしている。農水省は計21万トンの放出を決めており、追加の6万トンは流通の状況を調査して今後判断する。
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