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農林水産省は3日、政府備蓄米放出に向けた初回入札15万トンを10日から実施すると発表した。対象は24道県が産地のコシヒカリやひとめぼれなど計41品種。3月半ばに集荷業者に売り渡した後、同月下旬にもスーパーなどの店頭に並ぶ見通し。高騰するコメ価格が下がるかどうかが焦点となる。流通の円滑化を目的に実施するのは初めて。
農水省は3日、2月17~23日にスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前年同期と比べ94・7%高い3939円だったと発表した。前週からは47円高く、備蓄米放出の公表後も値上がりが続いた。
入札概要については、農水省のホームページ上で公告した。産地や品種、保管倉庫の所在地などで備蓄米を細かく分類し、それぞれ高値を付けた業者から順番に落札する。残りがあれば再び入札にかけ、今月12日までに落札業者を決定する。
農水省は最大21万トンの放出を決めている。追加の6万トンは流通状況を調査した上で放出時期を今後判断する。
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