10~12月期経常利益13%増

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 財務省が4日発表した2024年10~12月期の法人企業統計は、金融・保険業を除く全産業の経常利益が前年同期比13・5%増の28兆6919億円で、2四半期ぶりにプラスだった。人工知能(AI)関連の需要増加で情報通信機械が伸びた。

 設備投資は0・2%減の14兆4518億円で15四半期ぶりのマイナスだった。情報通信業や建設業がマイナスで、高水準だった前年同期からの反動が目立った。売上高は2・5%増の398兆38億円で過去最大だった。サービス業や建設業で価格転嫁が進んだ。

 財務省の担当者は「設備投資は引き続き堅調」との認識を示し、「景気のゆるやかな回復を反映している」とした。今後のリスク要因として、海外景気の下振れや物価上昇を挙げた。

 経常利益の内訳は製造業が26・7%増の11兆2203億円で、非製造業は旅客数の増加を背景に運輸業などが大きく寄与して6・4%増の17兆4716億円だった。設備投資は製造業が0・8%増の5兆2442億円だった一方、非製造業は0・8%減の9兆2076億円となった。


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