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セブン&アイ・ホールディングスは6日の取締役会で、井阪隆一社長の退任と社外取締役スティーブン・ヘイズ・デイカス氏の社長就任を決定し、午後に発表する。約9年ぶりのトップ交代で、初の外国人社長となる。セブン創業家による自社買収(MBO)の断念を踏まえ、単独成長に向けた方策も協議する。
井阪氏は2016年に社長に就任。カリスマ経営者といわれた会長兼最高経営責任者(CEO)だった鈴木敏文氏の退任に伴い、経営トップに就いた。百貨店など不採算事業の整理を進め、コンビニ事業への経営資源の集中などを進めてきたが、道半ばで退くことになる。
デイカス氏は米ウォルマートなどを経て、11年からスーパーの西友でCEOを務めた。国内外の流通企業での経験を生かし、コンビニ事業を中心に立て直しを図るとみられる。
セブンはカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けている。対抗策として創業家がMBOを目指したが、巨額の資金調達が難航し、計画を撤回した。
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