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セブン&アイ・ホールディングスは6日、社外取締役のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏(64)が社長に就く人事を発表した。カナダのコンビニ大手から買収提案を受ける中、初の外国人社長のもとで自社単独の経営路線を維持する方針を表明した。経営改革策として、業績不振が続く傘下のスーパー、イトーヨーカ堂などを束ねる中間持ち株会社の売却と、北米でコンビニ事業を運営する子会社の株式上場を決めた。
社長交代は9年ぶり。井阪隆一社長(67)は退任し特別顧問になる。5月27日開催予定の定時株主総会を経て就任する。
セブンに買収提案しているのはアリマンタシォン・クシュタール。井阪氏は6日夕、東京都内で記者会見し、クシュタールの買収提案は「現時点で米独禁法関連の課題を解決する具体策が出せていない」と指摘した。協議は継続する。
中間持ち株会社のヨーク・ホールディングスは米投資ファンドのベインキャピタルに8147億円で売却する。井阪氏は「国内事業の最適化に一定のめどが付いた」と述べた。
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