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日英両政府は7日、外務・経済担当閣僚による協議枠組み「経済版2プラス2」の初会合を東京都内で開いた。トランプ米政権が相次いで打ち出す関税引き上げなど保護主義政策への対抗を念頭に、自由貿易の推進を確認した。互いの同盟国である米国との通商交渉に向け足並みをそろえる狙いがある。人工知能(AI)や半導体といった技術覇権競争が激しい分野の連携方針でも一致した。
岩屋毅外相は会合後の共同記者会見で「世界貿易機関(WTO)改革を進めつつ、昨年12月に英国が加入した環太平洋連携協定(TPP)でも協力を深めていく」と強調した。武藤容治経済産業相は「日英は自由貿易を堅持し、同志国と連携しながらサプライチェーン(供給網)強靱化を確保して経済的威圧に対応する」と語った。
英国のラミー外相とレイノルズ・ビジネス貿易相は会合や会見で、ロシアのウクライナ侵攻に言及。ラミー氏は「紛争をエスカレートさせることと経済の分断がどれほど世界の成長を阻害するか、目の当たりにしている」と述べた。
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