政府、肥料生産を重要技術に追加

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 政府は、経済安全保障推進法に基づき財政支援を通じて育成する「特定重要技術」の対象に、肥料生産に関する先端技術を追加した。化学肥料の原料は輸入に依存しており、食料安全保障の観点からも国内生産の拡大に向けた技術開発で安定供給を目指す。

 尿素とリン酸アンモニウム、塩化カリウムといった肥料原料はほぼ全量を輸入で賄う。調達先はそれぞれマレーシアと中国、カナダが7割前後。このため、化学的手法で肥料生産につなげたり、ゲノム編集技術で少ない肥料でも作物が生育したりする技術を想定している。

 政府は22年、経済安保推進法で安定確保を図る「特定重要物資」に肥料を指定し、備蓄体制を拡充してきた。


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