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日産自動車は10日までに、運転席が無人で公道を走る自動運転実験車の報道向け試乗会を横浜市内で開いた。運転手不足の対策となる自動運転サービス提供に実験車で得たデータを活用する。一般車も走る都市部での走行は日本初という。
実験車はミニバン「セレナ」をベースに独自開発し、周囲を把握する計29のカメラやセンサーを設置。トラブルに備え、横浜市の本社で運転シミュレーターのようなハンドル付き装置で遠隔操作ができる。一部操作をシステムが担う自動運転「レベル2」に相当する。
試乗では記者が2列目シートに、助手席には非常時に停止ボタンを押す保安要員が乗り、一般車が行き交う中で本社と横浜赤レンガ倉庫付近を結ぶ往復約4キロを走った。交差点で人の横断を待った後にスムーズに曲がったほか、路上に止まった車両を避けるなど的確な運転だった。時速40キロが中心の制限速度をぴったり守った。
日産は9~10月ごろから横浜市で一般の利用者を乗せる自動運転サービスの実験を始める予定。27年度には地方を含め3~4カ所の都市でも行う。
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