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日本の観光地データを生成人工知能(AI)で活用する方法を探るため、産学でつくる団体がアイデアを競う催しを開催し、地元の強みを分析できる仕組みを考案した群馬県立女子大の神崎享子教授に最優秀賞を贈った。神崎さんは10日の表彰式で「観光データを使った研究をさらに発展させたい」と話した。
団体は2019年設立の「AIデータ活用コンソーシアム」。催しには政府観光局が協力し、大量の文章データを提供した。近年は訪日客が増える一方、受け入れ側の人手不足や多言語対応といった課題があり、AIを使って解決しようとする動きが出ている。
神崎さんは地域の特徴をAIで分析し、自治体が観光戦略の参考にできるような方法を考えた。例えば群馬県では「温泉」「自然」「アウトドア」を強く打ち出すことが良いとされ、効果的な情報発信の手法も示されたという。英語が得意ではない観光ガイド向けの発話支援なども盛り込んだ。
優秀賞には北海道情報大の長尾光悦教授らのグループと、民間企業で自然言語処理の研究開発をしていた仲尾由雄氏が選ばれた。
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