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政府は１２日、労働団体や経済界の代表者と話し合う政労使会議を官邸で開き、中小企業の賃上げ環境の整備について議論した。２０２５年春闘は大企業を中心に好調で、石破茂首相は「（大手と比べ経営体力のない）中小企業や小規模企業の賃上げに向けて政策を総動員する」と述べた。
会議では、経団連の十倉雅和会長が、２５年春闘で多くの企業が高い水準の賃上げ回答をしたと報告。中小企業の価格転嫁や生産性向上への支援のさらなる強化が必要だとの意見も上がり、首相は「下請けいじめ」を防ぐ下請法改正案の早期成立や、省力化投資の後押しなどを進めると応じた。
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