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農林水産省は17日、3月3~9日に全国のスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前年同期と比べ99・3%高い4077円だったと発表した。データの集計を始めた2022年3月以降、初めて4千円台を付けた。前週比では125円高く、10週連続で値上がりした。農水省が入札を実施した政府備蓄米は今月下旬にも店頭に並ぶ見通し。ただ関係者の間では値下がりは「数百円程度」との見方が多く、前年同期の2千円台に戻るのは難しそうだ。
一方、全国農業協同組合連合会(JA全農)は17日、落札した備蓄米について、店頭での販売の際に「備蓄米」と表示しないよう取引先に要請したと明らかにした。消費者の混乱を回避するためとしている。備蓄米は銘柄別に落札されており、現在流通する24年産米であれば一般のコメと差はないと強調した。
複数の銘柄を混ぜて売る場合は「ブレンド米」などと表記してもらう。JA全農としての判断で強制力はない。一般のコメと区別したい卸売業者もあるとみられる。
JA全農の担当者が都内の記者会見で説明した。
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