ニュース
財務省が19日発表した2月の貿易統計(速報、通関ベース)は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が5845億円の黒字となった。黒字は2カ月ぶり。米国向けの自動車や台湾への半導体製造装置の輸出が増えたことで、黒字額は21年3月(6098億円)以来、3年11カ月ぶりの大きさとなった。
輸出は前年同月比11・4%増の9兆1911億円となり、5カ月連続で増加した。対米国の黒字は9188億円で、2月として過去最大だった。トランプ米大統領は自動車を含む輸入品への関税強化を掲げているが、日本から駆け込みの輸出はみられなかったという。
輸入は0・7%減の8兆6066億円で、3カ月ぶりに減少した。アラブ首長国連邦(UAE)からの原油の輸入量が減ったほか、オーストラリアからの石炭の価格が下がった。
1月の貿易収支は中国の春節(旧正月)休暇が1月末に始まるのを前に、中国で生産されるスマートフォンなどの輸入が増加し、2カ月ぶりの赤字を計上していた。2月はこの反動で中国からの輸入が減った。
共同通信社提供

Provided by
共同通信社
東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。