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各地の大学が、学生に100円の格安で朝食を提供している。長引く物価高に対応し、経済的な負担を少しでも軽くしようという試みだ。朝食抜きで授業に出席する学生を減らし、より学業に励んでもらう狙いもある。
文教大の東京あだちキャンパス(東京都足立区)にある食堂は平日に20食限定で「100円朝食」を提供する。越谷キャンパス(埼玉県越谷市)では50食限定で、湘南キャンパス(神奈川県茅ケ崎市)では20食限定で提供。費用は大学と父母会からの補助、大学から委託されて食堂を運営する会社の営業努力で賄っている。昼食のメニューと同じ食材を100円朝食でも使うことで、調達費を抑えている。
中部大(愛知県春日井市)は昨年春の34日間、100円朝食を1日100食限定で提供、延べ3313人が利用する盛況ぶりだった。今年の春は4月7日~5月16日に提供する予定だ。
東北大(仙台市)は、新型コロナウイルス禍に学生を支援する狙いで、2021年にスタート。22年以降も春と秋に提供している。学生からは「お金が無くて困っているので、大変助かっている」と歓迎の声が上がっている。
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