米大統領、早期利下げ要求

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 【ワシントン共同】トランプ米大統領は21日、自身の交流サイト(SNS)で、米連邦準備制度理事会(FRB)に政策金利の早期引き下げを改めて要求した。インフレは解消したと主張し「今利下げをしなければ、経済が減速する可能性がある」と強調した。パウエル議長の批判も繰り返し、21日の米ダウ工業株30種平均は金融市場混乱への警戒から売りが膨らみ、連休前の終値から一時1300ドル超下落した。

 トランプ氏は、エネルギーや食料品の価格が大幅に下がったとし「インフレはほぼ起こり得ない」と持論を展開。パウエル氏について「(判断が)常に遅すぎる」と批判した。「先手を打つ利下げを求める声は多い」とも指摘した。

 パウエル氏は、トランプ政権の高関税政策による成長鈍化に警戒感を示しつつ、インフレ再燃への懸念から利下げには慎重な姿勢を崩していない。

 トランプ氏は17日に、パウエル氏の金融政策に不満を表明し「退任が早すぎるということはない」と早期退任を求めていた。


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