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耳に届くのは、360度の形ある音楽―。音響施設建設で定評のあるゼネコン大手の鹿島が、約30年前に生まれた自社技術を再発掘し、最先端の家庭用スピーカーを生み出した。世界市場も狙えるユニークな製品にまで育て上げたのは、オペラ歌手でもある社員ら3人のチーム。クラウドファンディング(CF)で費用を募るなど開発過程も異例ずくめだった。
「面白いというレベルを超えて、感動する音にしよう」。スピーカー設計にこだわり、4月に商品発送にこぎ着けたのは幅約38センチ、高さ7センチの小型立体音響スピーカー「オプソーディス1」だ。
同社によると、一般的なスピーカーでは両耳に全ての音が混ざって届くため、音に立体感を出すのが難しい。オプソーディス1はそれぞれの耳に届く一部の音を消し、ヘッドホンのように左右の耳が独立した音を拾うことで3D音響を感じられるという。
映画館などでは天井を含め多くのスピーカーを配置することで臨場感にあふれた3D音響を実現しているのに対し、自室の小型スピーカー一つで立体音響が味わえる。
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