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中日本高速道路は、自動料金収受システム(ETC)障害時の料金を請求しないと発表した。突然の方針転換に対し、国土交通省幹部は「料金請求に関する対応が二転三転し、さらなる混乱を招いた。いかがなものか」と苦言を呈す。交流サイト(SNS)上でも、後手に回る対応を批判する声が相次いだ。
「お客さまに多大な混乱を招き、ご迷惑をかけてしまった重大性に鑑みた」。中日本高速の幹部は2日、名古屋市で開いた記者会見で、方針転換の理由を説明した。
当初は渋滞解消のためのETCレーンの開放で通行料金を支払わなかった利用者に、ホームページなどを通じて後払いの手続きをするよう求めていた。だがETCの無線通信を切断した料金所もあり、通過した車両の特定が困難であることが分かったという。
中日本高速は公平性を保つための対応だと理解を求めるが、SNSのX(旧ツイッター)には「もっと早く判断するべきだった」「最初から徴収しなければよかった」などの声があふれる。監督官庁である国交省は中日本高速に対し、引き続き利用者への丁寧な説明を求める考えだ。
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