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フジテレビ親会社のフジ・メディア・ホールディングス(HD)が、6月の定時株主総会で会社側が提案する取締役候補について、大株主の米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」が推薦する候補を反映する検討に入ったことが12日、関係者への取材で分かった。ダルトンはSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長ら12人を株主提案している。フジHDは12人を独自に調査するなど選定作業を進めているとみられ、北尾氏らを会社提案に加える可能性がある。
元タレント中居正広氏の性暴力に端を発する一連の問題で強まる「外圧」に対応し、混乱の沈静化を図る。近く新体制案を決定する見通しで、ファンド側と詰めの交渉を進めているもようだ。フジHDが株主総会に提案する取締役候補は現在、同社専務でフジテレビ社長を兼務する清水賢治氏ら7人。ダルトンは企業統治の強化に向け12人を株主提案していた。
ダルトンはフジHDに対し、不動産事業の切り離しや持ち合い株式の売却も要求。ダルトンが推す候補者が選ばれれば、売却の動きが加速する可能性がある。
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