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【ニューヨーク共同】米IT大手マイクロソフト(MS)は13日、世界で従業員全体の約3%に当たる6千~7千人規模の人員削減をすると明らかにした。業績は好調なものの、管理職を減らして組織の簡素化を進め、生成人工知能(AI)分野に経営資源を集中する狙いとみられる。
米メディアによると、約1万人を削減した2023年1月以来の規模となる。AIを巡っては開発や顧客獲得の競争が激化しており、ほかの米IT企業でも同様の動きが広がる可能性がある。
MSは声明で「変化の激しい市場で成功に必要な組織変更を引き続き実施する」と表明。管理職の人員を削減し、事業の機動性を高めると説明した。
世界で事業を展開する同社の従業員は24年6月時点で約22万8千人。そのうち米国が約12万6千人、日本を含む海外が約10万2千人だった。MSは、人員削減の対象となる国や部門を明らかにしていない。
4月30日に発表した25年1~3月期決算は、純利益が前年同期比18%増の258億2400万ドル(約3兆8千億円)だった。
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