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自民党の森山裕幹事長が、農業関係者が出席した集会で日米関税交渉について「コメの輸入拡大の話はない」と明言していたことが１４日、分かった。コメは交渉の対象にならないとの見方を示した。
全国農業協同組合中央会（ＪＡ全中）などが１３日に開いた全国集会の場で表明した。「（政府から）何の相談も受けていないので話はないということだ」と説明した。
日米交渉を巡っては、米国産のコメの輸入拡大を交渉カードの一つとする案が政府内の一角で浮上している。
食料自給率向上などの観点から、コメ輸入拡大案には自民党内に反発が出ており、懸念を払拭する狙いがあるとみられる。
米国側はこれまで日本政府が限定的に管理する無関税のコメ輸入枠の制度や、枠外での輸入にかかるコメの関税の高さを問題視してきた。
国内の流通業界などからは、コメ価格の高騰を受け、制度の柔軟化や輸入枠拡大を求める声も聞かれる。
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