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【ワシントン共同】米中両国は14日、互いにかけていた関税を115%引き下げた。第2次トランプ政権下での対中関税は30%、中国の対米関税は10%と大幅に縮小。緊張緩和が期待されるものの、引き下げ分のうち24%は90日間の停止措置で、協議次第では再び上昇する可能性が残る。両国は貿易協議の枠組みを新たに設置し、閣僚級での話し合いを続ける。
今後の協議で米側は中国の市場開放を、中国は残る関税のさらなる引き下げをそれぞれ求める方針で、90日という短期間での交渉の進捗具合が焦点となる。米国にとって中国は最大の貿易赤字国で、米側は「不均衡」な貿易関係の是正と赤字解消に意欲を示している。トランプ大統領は、中国に農産物などの購入拡大を約束させて成果としたい考えとみられる。
米国が中国への関税として残す30%には、合成麻薬「フェンタニル」を理由にした20%の追加関税が含まれる。米国は、中国で原料が製造されメキシコなどを通じて米国に流入していると主張しており、中国側の対応が注目される。
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