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経営再建中の日産自動車が国内で7、8月に早期退職を募集することが18日、分かった。国内で早期退職を募るのは2007年以来18年ぶり。営業や経理など事務系の社員が対象で、開発や生産、デザイン部門は除く。世界で2万人を削減するリストラ策の一環となる。募集は既に従業員に通知した。
45歳以上65歳未満で勤続5年以上の部課長や一般社員を対象とする。募集人数は明らかにしていない。詳細は6月中旬以降、従業員に説明するという。トランプ米政権の関税政策などで事業環境が悪化する中で、管理費の適正化を図る。
日産は主力の完成車工場の追浜工場(神奈川県横須賀市)と、商用車を生産している子会社「日産車体」湘南工場(同県平塚市)の閉鎖も検討している。2工場の生産能力は国内の約3割に当たる。
日産は主力市場の米国と中国で販売不振が続いており、13日に発表した2025年3月期連結決算の純損益は6708億円の赤字に転落した。グループ従業員の約15%に当たる2万人の削減を同日打ち出した。
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