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日産自動車が子会社の「日産車体」湘南工場(神奈川県平塚市)で手がける商用車「NV200バネット」の生産終了を検討していることが18日、分かった。日産では湘南工場の閉鎖案が浮上している。販売の伸び悩んでいるNV200バネットは他の工場に生産を移管せず、車種を減らしてコスト低減を図る。
湘南工場の人員はグループの「日産車体九州」(福岡県苅田町)に配置転換する方向で検討している。中東などで人気の大型スポーツタイプ多目的車(SUV)「パトロール」や、2026年度に発売予定の大型ミニバンの新型「エルグランド」の生産に充てる案が浮上している。
NV200バネットは主力グレードが200万円台で、比較的低価格帯の製品だ。日産のイバン・エスピノーサ社長は、1台当たりの利幅の大きい高額の車種に注力して収益を改善する考えで、パトロールなどに経営資源を集中する。
日産は湘南工場でNV200バネットと商用車「AD」を製造しており、ADは11月の生産終了を既に決めている。
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