ブラジル産鶏肉、輸入停止相次ぐ

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 【サンパウロ共同】世界最大の鶏肉輸出国ブラジル南部の養鶏場で鳥インフルエンザが発生した問題で、ブラジル産鶏肉の輸入を停止する国が相次いでいる。同国政府は感染拡大の防止策を進めているが、鶏肉輸入の7割を同国産に頼る日本への影響にも懸念が強まっている。

 ブラジルの農業省は19日、新たに感染の疑いがある北東部や中部、南部の農場などについて調査していると明らかにした。農業省が南部リオグランデドスル州モンテネグロの養鶏場で高病原性鳥インフルエンザを検出したと16日に発表して以降、地元メディアによると、30以上の国・地域が鶏肉の輸入を制限した。中国や欧州連合(EU)、韓国、マレーシア、カナダ、メキシコ、南アフリカなどはブラジル産鶏肉の輸入を停止している。

 日本の農林水産省は19日、鶏肉と卵の輸入はリオグランデドスル州モンテネグロ産に限定して停止し、生きた鶏は同州産を対象に停止したと発表した。

 ブラジルの昨年の鶏肉輸出額は99億ドル(約1兆4千億円)。各国の輸入制限による経済損失で打撃は大きい。


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