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大手百貨店3社が2日発表した5月の既存店売上高(速報)によると、インバウンド(訪日客)による免税品の売上高がいずれも前年同月と比べて大幅に減少した。高島屋が41・7%減、大丸松坂屋百貨店は40・1%減、三越伊勢丹ホールディングス(HD)も33・0%減となった。高島屋の広報担当者はアジア圏の訪日客を中心に「需要が一巡した感はある」との見方を示した。
大幅減は、円安の影響で前年に大きく伸びた反動に加え、高級ブランド品の販売が落ち込んだのが主因だ。外国為替相場の円高進行の影響を指摘する声もあった。
既存店売上高は免税品の不振が響いて3社とも前年同月と比べてマイナスだった。マイナスは3カ月連続。高島屋が6・2%減、三越伊勢丹HDが3・4%減、大丸松坂屋が2・1%減だった。国内の消費者の購買意欲は衰えておらず、食料品の催事などは堅調だったという。
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