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トヨタ自動車の源流企業である豊田自動織機が、3日午後にもトヨタグループによる買収提案の受け入れを表明することが2日、分かった。トヨタ側も、株式公開買い付け(TOB)を通じて株式非公開化を目指す計画を説明する見通し。
計画では、トヨタや豊田章男会長個人、グループ各社の株式を保有するトヨタ不動産が出資する特定目的会社(SPC)が、11月にもTOBを実施する。買収総額は6兆円規模に達する可能性があり、その半分程度は三菱UFJ銀行や三井住友銀行などの融資でまかなう。
ただ、TOBで一定のプレミアムが上乗せされるとの期待から豊田織機の株価は高値で推移しており、買収額も含めて計画に流動的な面は残る。
事業を展開する各国の独占禁止法の審査が障害となる可能性もある。電気自動車(EV)や自動運転などの研究開発費がかさむ中で巨費を投じることに株主の理解を得られるかどうかや、非公開化で多額の負債を負う豊田織機が返済への道筋を示せるかも争点となる。
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