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【ワシントン共同】世界銀行は10日発表した最新の世界経済見通しで、2025年の世界全体の実質成長率を2・3%と予測した。1月時点の2・7%から引き下げた。1990年以降の年平均を0・5ポイント超下回る。関税強化や不確実性の高まりを受け「約7割の国・地域の成長率を下方修正した」と説明した。日本は0・5ポイント下げ、0・7%を見込んだ。
関税は、5月下旬と同水準の税率が続くと想定。世界経済は「再び混乱に陥っている」と指摘し、26年の成長率は0・3ポイント下方修正の2・4%、27年は2・6%とした。
貿易関係の立て直しが最優先事項の一つだとし、関税率が5月下旬時点から半減すれば、25年から26年にかけて成長率が約0・2ポイント上がる可能性があると分析した。
日本は高関税措置による外需の落ち込みや、食品価格の上昇に伴う実質賃金の伸び悩みが足かせとなる。26年は0・8%を予測した。
米国は25年は0・9ポイント下方修正の1・4%に急減速すると見込んだ。26年は0・4ポイント下げて1・6%となる。
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