米、自動車関税引き上げ示唆

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 【ワシントン共同】トランプ米大統領は12日、輸入自動車に課している25%の追加関税を「近い将来引き上げるかもしれない」と述べた。「関税が高くなればなるほど、(メーカーが)米国に工場を建てる可能性が高くなる」と指摘した。実際に引き上げれば日本など対米の自動車輸出国への打撃は必至で、13日の東京株式市場では自動車メーカーの株価が総じて下落した。

 ただトランプ氏は詳細は示さず、具体的な計画があるかどうかは不明だ。

 自動車株は、米国への輸出の割合が高いSUBARU(スバル)やマツダの下げが目立った。トヨタ自動車なども値下がりした。

 トランプ氏は、ホワイトハウスでのイベントで発言した。米政権は4月、自動車に25%の追加関税を発動した。トランプ氏は「自動車労働者を守るためだ」と説明。関税の影響で米国への投資が急増しているとも強調した。

 分野別の関税では、鉄鋼とアルミニウムの25%の追加関税を50%に引き上げた例がある。ただ、自動車関税は輸入車の価格高騰につながるとの見方が強い。


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