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小泉進次郎農相は16日、コメ(水稲)の単位面積当たりの収穫量が多いか少ないかの見通しなどを示す農林水産省の「作況指数」を廃止すると明らかにした。過去30年の傾向との比較で指数を算定してきたが、近年は気候変動などの影響で実態と合わなくなっているためだと説明した。例年、作況指数とともに公表している予想収穫量調査は人工知能(AI)なども活用して精度を高めた上で続けるという。
これまで平年と比べた単位面積当たりのコメの出来を数字ではなく「やや良」などの表現で示してきた「作柄」は今後、前年との比較で示すように改める方針。収穫量調査の予測精度を高めるため、デジタル技術の導入も進める。収穫と同時に収量を把握できる農機のデータを活用するほか、人工衛星で得られる気候データなどの精度の向上を図る。
1956年に始まった現行の作況指数の発表は約70年続き、コメの豊作や不作を分かりやすく示す指標として活用されてきた。
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