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【ニューヨーク、東京共同】米国によるイラン核施設攻撃を受けて始まった22日夜のニューヨーク原油先物相場は、指標となる米国産標準油種(WTI)が時間外取引で一時1バレル=78ドル台を付けた。1月中旬以来、約5カ月ぶりの高値水準。前週末20日終値と比べ約5%上昇した。
イラン国会がホルムズ海峡の封鎖方針を承認したと伝わり「中東からの原油の供給懸念が強く意識された」(楽天証券の吉田哲コモディティアナリスト)という。ペルシャ湾の出入り口に位置するホルムズ海峡は、世界で消費する原油の約20%が通過する供給の大動脈。イランが封鎖に踏み切れば原油価格は急上昇する恐れがある。
トランプ米大統領は23日朝、交流サイト(SNS)に「石油価格を上げるな。敵の思うつぼだ」と投稿、原油価格の上昇をけん制した。別の投稿で米エネルギー省に対し「(原油を)掘りまくれ。今すぐだ」と指示した。
これらの投稿の後、原油価格は1バレル=72ドル台まで下落する場面があった。投稿前は73~74ドル台で推移していた。
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