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3月期決算企業の定時株主総会が27日、集中日を迎えた。東京証券取引所によると、全体の4分の1に当たる約560社が開催。傘下の三菱UFJ銀行の元行員による貸金庫の窃盗事件が起きた三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)など不祥事が発覚した企業では、株主から経営幹部に説明を求める厳しい声が出た。投資家からは株主提案が相次ぎ、議論が交わされた。
三菱UFJ信託銀行の集計では、6月総会の企業で株主提案を受けた企業は、取り下げた事例を含め113社で過去最多。このうち投資ファンドを含む機関投資家からの提案も52社と最多で、投資家が企業統治の向上や利益還元を積極的に求める姿勢が浮き彫りとなった。
三菱UFJFGの総会は東京都内のホテルで午前10時から始まった。午前9時ごろから多くの株主が訪れ、横浜市内から来た70代の男性は「貸金庫を利用しており、管理体制を詳しく聞きたい」と話した。埼玉県内に住む50代の女性は「不正は信用問題で、幹部から直接説明を聞きたい」と憤りを見せた。
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