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【ニューヨーク共同】カナダ政府は29日、米IT企業に課すデジタルサービス税(DST)を取り下げると発表した。トランプ米大統領が反発し、カナダとの貿易協議を打ち切ると表明しており、カナダ側が譲歩した。カナダのカーニー首相とトランプ氏が貿易協議を再開することでも一致した。7月21日までの合意を目指すとしている。
カナダ政府はDSTの撤回に向けた法案を議会に提出する予定で、30日から予定していたDSTの徴収は中止される見通し。
カーニー氏は29日の声明で米国との交渉を巡り「労働者と企業にとって最も有益な合意を目指す」と強調した。
トランプ氏はDSTに反発し今月27日に「カナダとの貿易協議を即刻打ち切る」と交流サイト(SNS)に投稿。カナダに新たな関税を7日以内に通知すると表明していた。
カナダはDSTを昨年導入した。米政権はアマゾン・コムやメタなど米国の巨大IT企業への影響が大きいとして問題視していた。
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