米大統領、コメ輸入も不満

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 【ワシントン共同】トランプ米大統領は6月30日、自身の交流サイト(SNS)への投稿で「日本はわれわれのコメを受け取らない。深刻なコメ不足なのにだ」と日本のコメ輸入を巡って不満を表明した。29日に放送された米メディアで、日本の自動車貿易が不公平だと答えたばかりで、関税交渉が本格化している日本に揺さぶりをかける狙いとみられる。

 トランプ氏は投稿で「各国が米国にどれだけ甘えてきたかを示す」とした上で、コメ輸入を取り上げ、日本に対し「手紙を送るだけだ」とも書き込んだ。詳細には触れていないが、自動車に関しては25%の追加関税がかかるという内容の手紙を送ると明らかにしており、日本側が重視する自動車分野で譲歩しない姿勢を改めて示した。

 トランプ氏はこれまでも「日本はコメを売ってほしくないので700%の関税を課している」との持論を展開し、日本の市場が閉鎖的だと繰り返し批判している。

 対米貿易黒字を抱える日本に対してコメを含めた米国のモノの輸入拡大を迫っているとみられる。


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