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【ワシントン共同】トランプ米大統領は6月30日、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長に利下げを促す書簡を送った。世界各国の政策金利を低い順番に並べた一覧表にメッセージを書き込んだ。3番目の日本(0・5%)の近くを指し「このあたりにすべきだ」と要求した。
ホワイトハウスのレビット報道官が記者会見で明らかにした。一覧表には44カ国の金利が並び、米国は35番目になっている。パウエル氏の名前「ジェローム」からメッセージを始め「いつも遅過ぎる。米国に損害を与えている」とつづった。
トランプ氏はこのところ繰り返しパウエル氏に利下げを迫っている。FRBはトランプ政権の関税政策が物価に及ぼす影響を見極める必要があるとして、早期の利下げに慎重な姿勢を維持している。トランプ氏が2期目に就任した1月以降は4会合連続で主要政策金利を据え置いた。
レビット氏は、米経済は活況だと述べた上で「唯一の問題は高金利だ。米国民は安くお金を借りたいと思っており、そうできるようにすべきだ」と述べた。
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