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破産手続き中の船井電機(大阪府大東市)の第1回債権者集会が2日、東京都内で開かれた。取引のあった企業の関係者などが出席した。破産管財人は財産状況などを報告した上で「現時点で債権者への配当可能性は未定だ」と説明した。
配布された資料によると、4月30日現在の総資産は14億1206万円、負債は819億6383万円。
債権者の男性は「長年つきあいがある会社なので真実が知りたいと思い参加した。破産に至った内幕への言及はなかった」と話した。資料によると、中国家電大手「スカイワース」が、北米などのテレビ事業の一部を承継する。大阪府大東市の本社は「明け渡しに向けた業務を進めている」とした。
登記上の会長である原田義昭元環境相も会場を訪れたが、東京高裁に「取締役であることに疑義がある」とされており、出席は認められなかった。原田氏は「有識者会議を立ち上げ、経営破綻の経緯を調べたい」との見解を示した。
船井電機は、主力のテレビ事業が海外勢との競争で低迷。東京地裁は24年10月、破産手続き開始を決定した。
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