日産新型EV、発売前に減産か

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 日産自動車が、国内外の販売不振の脱却に向けた起爆剤に位置付ける新型の電気自動車(EV)「リーフ」について、栃木工場(栃木県上三川町)の生産計画の大幅な見直しを進めていることが8日分かった。中国のレアアース(希土類)の輸出規制で部品を十分に確保できないためで、日米での年内発売を前に早くも当初想定より減産に踏み切らざるを得ないとの見方が強まっている。複数の関係者が明らかにした。

 世界で2万人の人員削減と7工場の閉鎖を柱とする大規模な合理化策に乗り出す日産にとっては巨額赤字に陥った業績の立て直しに暗雲が漂う事態となっている。

 栃木工場では期間従業員の募集を停止していることも判明。リーフの生産計画の見直しに加え、他車種の販売低迷により工場稼働率が低迷しているのが要因とみられる。

 3代目の新型リーフは、2017年以来8年ぶりに全面改良となる。フル充電で走れる航続距離は600キロ以上で、現行の2代目から約3割向上させ、充電速度なども改良した。


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