早期利下げ巡り見解割れる

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 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が9日公表した6月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録では、利下げ時期を巡る参加者間の見解の相違が鮮明になった。参加者2人が、早ければ7月29、30両日に開く次回会合での利下げの必要性を指摘した一方、何人かは、年内は利下げしないことが最も適切だと主張した。

 FRBは6月会合で、4会合連続となる政策金利の据え置きを決めた。公表した経済見通しでは、参加者19人のうち7人が年内の利下げ回数を0回と見込んだ一方、8人は2回とし、意見が大きく割れた。1回と3回がそれぞれ2人だった。

 議事録によると、次回利下げの検討を主張した2人は「データが予想通り推移すれば、早ければ次回会合で利下げを検討してもよい」と述べた。年内利下げに否定的な意見では、インフレの上振れリスクが依然大きいほか、米経済が底堅く推移すると予測するためと説明した。利下げは景気を刺激する一方、物価上昇につながる可能性がある。


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