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日銀、銀行保有株の売却完了

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 日銀が金融市場の混乱を回避する目的で銀行から買い取り、保有していた株式の売却を完了したことが14日分かった。日銀自ら「中央銀行としては極めて異例の措置」と表現し、2002年から断続的に購入していた。16年以降、金融不安が後退したことを踏まえて売却を続け、このほど役割を終えた。

 日銀が14日公表した10日時点の貸借対照表で判明した。今後は、金融緩和で買い進めた上場投資信託(ETF)の処分が焦点となる。

 買い取りは02年当時、株価の下落で銀行が持っている株式の含み損が膨らみ、不良債権処理が滞る懸念があったため始めた。中銀の財務の健全性に対するリスクから、海外では例がない取り組み。


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