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【北京共同】中国税関総署が２１日までに公表した貿易データによると、６月のレアアース（希土類）磁石の輸出量は３１８７トンとなり、前月比で約２・６倍に急増した。６月上旬の米国との閣僚級貿易協議で、中国がレアアースの輸出規制を緩和することで合意したのを反映したとみられる。
米国向けの輸出は前月の約７・６倍の３５２トンで、日本向けは約５・１倍の１３１トンだった。中国政府は審査体制増強など輸出手続きを迅速化すると表明しており、そうした効果も出始めているとみられる。
ただ前年同月比で見ると、６月の世界全体への輸出量は約４割減少しており、依然として供給量は十分なレベルに回復していない。
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