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販売不振で業績が低迷している日産自動車は30日、メキシコ中南部にあるシバック工場の車両生産を同国にある別の工場に移管すると発表した。シバック工場は日産初の海外工場で象徴的な存在として知られるが、設備の老朽化が進んでおり、来年3月末までに操業を終える。世界で7工場を削減する合理化計画を公表しており、その一環となる。
日産は30日午後、2025年4~6月期連結決算を発表する。米関税の影響などで営業赤字となる見通しだ。イバン・エスピノーサ社長が記者会見し、操業終了の背景を説明するとみられる。
シバック工場はモレロス州の州都クエルナバカの近くにあり、1966年に設立された。ピックアップトラックの生産などを手がけている。工場で働く従業員約3千人の雇用については、生産を移管する同国中部アグアスカリエンテス工場へ転籍させることも含めて労働組合と協議する。
メキシコには、ドイツのメルセデス・ベンツグループとの合弁工場もある。関係者によると、日産車の生産が落ち込んでおり、生産停止を検討している。
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