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上場企業7・8%減益へ

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 上場企業の2026年3月期の純損益合計額が44兆9397億円の黒字となり、前期比で7・8%減る見通しであることが18日、SMBC日興証券の集計で分かった。減益は6年ぶりとなる。米国の高関税による負担増で自動車など製造業を中心とした不振が響く。

 東京証券取引所の最上位市場プライムに上場する企業を中心に、15日までに決算を開示した1143社のうち、26年3月期の業績予想を開示しなかった46社を除いてまとめた。1143社は最終的な集計対象の99・7%に当たる。

 純損益の黒字予想を業種別に見ると、自動車を含む輸送用機器が33・6%減の5兆106億円で、落ち込みが目立った。

 鉄鋼は65・8%減の2299億円。海運も54・1%減の5550億円と厳しい状況だ。

 一方、がん治療薬などの販売が伸びている医薬品は23・1%増となる。日銀の政策金利引き上げで利ざやが改善傾向にある銀行は10・4%増と見通している。

 1143社の25年4~6月期の純損益合計額は、前年同期比11・7%減の12兆7402億円の黒字。


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