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物価高で消費者の節約志向が強まる中、「お得」を前面に出した商品やサービスが顧客を引きつけている。外食産業は低価格品やセットメニューを充実させて集客を維持し、売り上げを伸ばす。500円や千円といった『高額品』も珍しくなくなった大手100円ショップでは、唯一全品100円を維持するセリアの販売が好調だ。
居酒屋チェーン、串カツ田中では4月に発売した1本55円の「無限ニンニクホルモン串」が人気。約3カ月で販売本数は500万本を突破した。
7月の既存店売上高は前年同月比15・8%増加。客単価は2・4%減った半面、客数は18・7%増えた。
ファミレスのガストは平日限定で、39品の中から3~4品を選び、ドリンクバーなども付いたメニューを990円から提供する。選ぶ楽しさと「コスパ」の感じやすさで来客を促す。
セリアの既存店売上高は、7月まで5カ月連続で前年を上回った。月次売上高を公表する同業のキャンドゥやワッツに比べ、5カ月間の既存店伸び率が高い。全て100円で買える安心感が背景にあるようだ。
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