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JR東日本は12日、2024年度の新幹線と在来線の1キロ当たりの1日平均乗客数(輸送密度)を公表した。千人未満だったのは、69路線203区間のうち30路線53区間で、全区間数の約26%を占めた。千人未満だった路線数、区間数とも23年度と同じだった。国は輸送密度が千人未満の区間に関し、事業者らの要請に応じて優先して存廃の協議入りをするよう促しているが、利用者目線での議論が求められる。
輸送密度が100人未満となったのは8路線10区間あった。最も低かったのは陸羽東線の鳴子温泉―最上間の31人、次いで津軽線中小国―三厩間が58人、花輪線荒屋新町―鹿角花輪間が68人だった。このうち陸羽東線と津軽線の同区間は運転見合わせでバスなどの振り替え輸送を行っているため、参考値として算出した。
JR東と地元自治体が今後の在り方を協議しているのは、久留里線久留里―上総亀山間、米坂線今泉―坂町間、吾妻線長野原草津口―大前間。豪雨被災した津軽線蟹田―三厩間については今年6月、鉄道を廃止しバスなどの自動車交通に転換することで基本合意した。
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