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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会の閣僚に当たるセジュルネ上級副委員長は12日、共同通信などのインタビューに応じ、日本は「民主主義などの価値観を共有し、戦略的に相互依存の関係を紡ぐことができる相手だ」として経済安全保障分野での連携強化に意欲を示した。トランプ米政権の保護主義的な姿勢を懸念し、国際的な協力関係を再構築する考えを示した。
訪日を前に、日本メディアの取材に応じた。セジュルネ氏は欧州委で産業戦略を担当している。セジュルネ氏は、電気自動車(EV)向けの電池生産などで、日本とEUの企業が事業機会を創出できると期待感を表明。日本訪問にEUの企業経営者らを同行させ、協力への具体策を協議する。
電池の生産に不可欠なレアアースなどの重要鉱物は中国への依存度が高く、日本とEUは安定調達に向けた課題を共有する。セジュルネ氏は、ロシア産ガスの輸入に頼っていたEUのエネルギー戦略を「間違いだった。依存は弱さにつながる」と認めた。価値観を共有する同志国とサプライチェーンを強靱化する重要性を強調した。
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