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8月の対米輸出、13%減

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 財務省が17日発表した8月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、米国向け輸出額が前年同月比13・8%減の1兆3855億円となり、5カ月連続で減少した。下げ幅は7月の10・1%減から拡大した。自動車輸出が28・4%減と大きく落ち込み、トランプ米政権による高関税政策の影響が続いた。

 米政権は9月16日に日本から輸入する自動車への関税を27・5%から15%に引き下げた。今後は米国向け輸出が回復するかが注目される。

 8月の米国からの輸入額は11・6%増の1兆615億円。輸出から輸入を差し引いた貿易収支の黒字額は50・5%減の3240億円で、大きく減少した。米国向け輸出額では他に建設用・鉱山用機械が26・1%減、半導体等製造装置は38・9%減と、それぞれ大きく減った。

 米国向けの自動車輸出は台数ベースでは9・5%減にとどまり、日本のメーカーが輸出する車種を関税引き上げの影響が比較的小さい安価なタイプに移している傾向が続いた。


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