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財務省が24日公表した2025年上半期(1~6月)の税関による関税法違反事件の取り締まり状況によると、大麻や覚醒剤といった不正薬物の押収量は前年同期比33%増の約2073キロだった。上半期で押収量が2トンを超えたのは初めて。大麻が約8・1倍の約1332キロと大幅に増加した。上半期として過去最大の押収量で、全体の6割超を占めた。
不正薬物全体の摘発件数は6%増の531件だった。押収量は、東京税関でベトナムから到着した海上コンテナに隠された大麻約1トンを摘発したことが押し上げた。覚醒剤は73%減の約285キロ、コカインやMDMAなどの麻薬は33%増の約443キロだった。
大麻由来の有害成分で、幻覚作用があるTHC類を含む製品の押収は122件、202キロだった。24年12月にTHCを麻薬と位置付ける改正法が施行されたのを受け、取り締まり状況を明らかにした。
大麻汚染はSNSを介して若年層を中心に広がっているとみられ、最近では俳優の清水尋也被告も大麻を所持したとして麻薬取締法違反罪で起訴された。
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